減少傾向にある大阪のエンジニア人口

大阪には多数のエンジニアが存在している。西日本では最大規模の経済圏を誇るために、様々な種類のエンジニアがいるのが特徴的だ。IT業界で働くプログラマーやシステムエンジニア、WEBデザイナーなどの他にも、町工場で働いている人たちも多い。町工場では、工作機械の操作を担当したりするケースがほとんどであって、ホワイトカラーというよりはブルーカラーに近い働き方となる。中には昔ながらの手作業にて、工業製品を作り上げている人たちもいるのだ。こうした仕事は、時代の移り変わりによって少なくなってきたが、専門性を高めることで生き残っている側面がある。他の人にはできない上、機械を使ってもできない仕事はまだまだ残されているのだ。現状ではまだ一流の職人の代わりができるほど、工作機械は進化していない。

ただ、こうしたハイスキルを持ち合わせていない人たちは、ロボットによってその職を奪われるケースが多発している。今ではほとんどの作業がロボットでできる時代であり、ロボットを導入した方が生産効率が高まるので重宝されている。ロボットは昼夜を問わずに働いてくれるし、人為的なミスをする可能性もない。長期的視点に立てば、コストも削減できる。こうした背景もあって、大阪でも徐々に職人と呼ばれる人の数は減り続けている。その人口は、一時と比べると半分以下に落ち込んでいるといわれている。将来的にはプログラミングもAIによってなされることが予想されているので、まだまだ人口は減る可能性がある。

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